アメリカで妊娠・出産…分からないことだらけで不安な方も多いと思います。
私Emmaは、2023年アメリカ・ボストンで妊娠・出産をしました。その時のスケジュール及びチェックリストをまとめました。他の都市でも概ね流れは同じだと思うので、ぜひ参考にしてください。
初回の様子はこちらを参照ください。
出産前後の様子はこちらをご参照ください。
8-12週
通常、8~10週辺りで初めてOBGYN(産婦人科)に受診することになります。
- 血液検査→B型肝炎、血清、風疹、梅毒、血液型、HIV、嚢胞性線維症、テイ=サックス病
- 尿検査
- パップテスト/内診
- クラミジア、淋病検査
私は8週で初めて産婦人科で1回目のウルトラサウンド(エコー)を撮りました。無事、心拍が確認出来た時は安心しました。
パップテストは検診の半年前に受けていたので免除になりました。
9 – 13週
- 初期スクリーニング(10 – 14週に実施)…主にダウン症、18および13トリソミーを重点的にみているようです。
- ウルトラサウンド…NTのスクリーニングも兼ねています。
- NIPT(新型出生前診断)…9または10週から可
- 遺伝子検査
私は12週で初期スクリーニング、2回目のウルトラサウンドを実施しました。
NIPTと遺伝子検査は任意で、共に血液検査です。
産婦人科医からは『Emmaさんは高齢出産にはなるけど、そこまで高齢ではないから必要ないと思う』と言って頂きましたが、どちらも検査しました。
NIPTでは、トリソミー13、18、21とターナー症候群、染色体異常(3倍体)、性染色体トリソミー、微細欠失症候群(オプション)、性別(オプション)について知ることが出来ます。遺伝子検査は、両親の人種をもとに産婦人科医がベストな検査を選んでくれました。
NIPTはこちらのものを利用しました。
10 – 13週
CVS(絨毛採取)…私は実施せず。
15 – 20週
- クアトロテスト…初期検査が実施されなかった場合なので、私は実施しませんでした。
- 母体血清マーカー…私は実施せず。
16 – 19週
羊水穿刺…私は実施せず。
18 – 20週
フル胎児検査…この時は今までのウルトラサウンドより長く、45分ほどかけて見て頂きました。これが3回目のウルトラサウンドでした。
20週
Low-dose aspirin (81 mg/day)の摂取を開始。これは高齢出産の方が対象で、妊娠高血圧腎症予防とのことでした。市販のbaby aspirinを摂取しました。アスピリンは出産するまで飲み続けました。
24 – 28週
- グルコーステスト(妊娠糖尿病スクリーニング)
- Complete Blood Count…血清
28週にグルコーステストを受けました。炭酸の抜けたファンタオレンジみたいな味。最初は美味しいと思ったものの、およそ300mlを10分以内に飲み切るのは結構つらい。冷やした方が飲みやすいとのこと。でも甘い。
この検査は時間厳守で、きっちり1時間後採血です。その時、飲んだ時間を何度か確認されました。
27 – 36週
Tdap(破傷風、ジフテリア、百日咳) ワクチン接種。CDC(アメリカ疾病予防管理センター)は27週から36週の間のワクチン接種を推奨しています。私は32週に受けました。
Tdapは成人は10年間有効なのですが、私は過去1年以内に接種していたので免除できると思いましたが、毎妊娠中に打つ必要があるとのでした。
28週
抗D人免疫グロブリンの注射…Rh式血液型不適合妊娠の場合。
32週
後期スクリーニング→四回目のウルトラサウンドでした。
36週
GBS(B群溶血性連鎖球菌)検査
以上がタイムライン及びチェックリストです。
【余談】
アメリカは日本に比べてウルトラサウンドの回数が少ないです。世界的には日本が多い。私はハイリスク(高齢出産と持病あり)だったので、全部で4回でした。(同じくアメリカで妊娠出産した友人は初期・中期・後期で計3回だったそうです。)
普段の検診は街のOBGYNでしたが、ウルトラサウンドは毎度出産をした総合病院でした。街のOBGYNは心音の確認がメインでした。