こんにちは、Emmaです!
アメリカの大学や大学院の学生さんには馴染みのある言葉、OPT。一方で、CPTはあまり聞き馴染みがないのではないでしょうか。
ここでは両方を経験したEmmaが違いを紹介したいと思います。
OPTとは?
OPTはOptional Practical Trainingの略で、学生ビザを有しながら、専攻に準じた仕事に従事することが出来ます。卒業後にOPTを使って就労している方は多いのではないでしょうか。
通常1年間の就労が可能で、STEM(Science, technology, engineering, and mathematics)はOPT Extensionとして、最大24ヵ月の延長が可能です。
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OPTのポイント
OPTの注意点は学位のレベル毎に1度のみ、また学位のレベルが下がるとOPTは使用できない点です。例えば…学士で使用し、その後修士でまたOPTは利用できます。しかし、修士で一度使用したのち、専攻の異なる修士を再度取得してもOPTは使用できません。また、修士でOPTをした場合、その後学士を取得してもOPTは使えません。
OPTは2種類
OPTにはPre-completionとOPT Post-completion OPTの2種類があります。Preはプログラムの最中、Postはプログラム終了後に使用するものです。
PreとPostどちらも同じ学位で使用することが出来ますが、就労期間は合わせて1年となります。なので、在学中に6ヵ月OPTをすると、卒業後に最大6ヵ月就労ができます。
CPTとは?
OPTと似ているもので、CPTと呼ばれるものもあります。これはCurricular Practical Trainingの略で、学生ビザを有しながら、カリキュラムの一環として専攻に準じた仕事に就くことが出来ます。
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CPTのポイント
通常プログラムで卒業に必要な就労時間が決められています。その時間内は学生ビザ内で就労が可能ですが、その就労時間を超えての労働はできません。
また、CPTは学期ごとに就労側から就労に関するレターを書いてもらい、それを学校に提出し新たなI-20を発行してもらう必要があります。
通常CPTはフルタイムで授業を1年以上履修していないと使用できないのですが、学校側からの許可があれば前倒しで始めることが出来ます。
CPTを使用する時はフルタイムで授業を履修しないといけません。私はフルタイムで仕事をしていたので、フルタイムの学業との両立でプライベートの時間はほぼ皆無でした。。
OPTとCPTを両方経験するには?
OPTとCPTを同一の学位で経験することが可能です。しかし、CPTをフルタイム(週21時間以上)を1年間以上使用すると、その後のOPTは使用できません。私のクラスメイトは卒業後にOPTを使用したかったので、フルタイムのCPTを11ヵ月使用し、その後はパートタイムに切り替えていました。
私を含め周りを見ていると、CPTの最中に就労している企業からスポンサーを受け、就労ビザ(H-1b)に挑戦するパターンが多かったです。
CPTは留学生にはタフな選択ではありましたが、卒業時にはレジュメに書ける経歴があるのは大変助かりました。今後留学を考えている方は、CPT制度がある学校を候補の1つ入れて学校探しをしてみるも良いかもしれません。
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