アメリカで始める離乳食とアレルギー対策(ピーナッツ、ナッツ類、卵)

子育て

アメリカでは医師の許可があると、通常生後4ヶ月で離乳食を開始します。実際、私も4ヵ月で離乳食を始めました。

米国小児学会 (American Academy of Pediatricians) は6ヶ月になるまで離乳食はあげないように指示しているようです。Infant Food and Feeding (AAP)をご参照ください。

 

スーパーで買える離乳食

アメリカのスーパーマーケットで買える離乳食の多くは、プラスチックの容器や瓶もしくはパウチに入っています。メジャーなブランドはGerberHappy BabyBeech-Nutあたりになります。

市販の離乳食は基本的に、以下の様に区分がされています。

  Newborn 0-4 months
1st Food Supported Sitter 4-6 months
2nd Food Sitter 6-8 months
3rd Food Crawler  8-12 months
  Toddler 12+ months

それぞれの容器に対象の月齢が書いてあるの、指示に添ったものを与えます。

 

リンゴやニンジンのようなシンプルな物から

ズッキーニやバジル、ケールなど、離乳食には馴染みがないものまで。

結局は無難な味しか買ったことがない私です。。

 

 

初めての離乳食、何を食べる?

アメリカでは、ベビーシリアル(ベビーオートミールやベビーライス)から始めることが多いです。これらは鉄が添加されているのも、推奨されている理由の一つです。

Amazon、ターゲットや近くのスーパーマーケットで購入が可能です。母乳や粉ミルクを混ぜて使うだけなので、外出先でも簡単にあげることが出来ます。

我が家はライスシリアルを試したのですが、全く受け付けなかったので、お粥は手作りで対応しました。

 

その他の食材としては、さつまいも、バナナ、アボカド、りんご、洋梨、いんげんがよく使われています。特にエビデンスがある訳ではないのですが、果物より野菜を先に与えることが推奨されているようです。

 

ベビーフードの増やし方

息子の小児科医によると、

4ヶ月で4oz (120g) / day
5ヶ月で5oz (148g) / day
6ヶ月以降は基本、赤ちゃんが食べる量を決めるので特に制限を設けなくて良いとのこと。

最初はニンジンなどの根菜などから始めることを勧められました。

 

ピーナッツ、ナッツ類、卵対応

アレルギーが出やすい食品はアメリカでも慎重に進められます。ピーナッツ、ナッツ類、卵は6ヶ月で始めました。

 

卵はゆで卵から始めました。黄身は冷凍保存できるから良かったのですが、白身は冷凍保存出来ません。毎度毎度、固茹でのゆで卵作り。これが、最高に面倒くさい…。

また、ピーナッツもナッツも食べる習慣がない私。どう与えるべきか。

 

Lil Mixinsのパウダー

そんな折、Amazonでとても便利なグッズを発見!

Lil Mixinsのパウダー!ピーナッツ、ナッツ類(カシューナッツ、くるみ、ヘーゼルナッツ、アーモンドの4種)、卵がそれぞれパウダー状になっています。

使い方は簡単。付属のスプーン2杯を4oz (114g)のシリアルやヨーグルトに混ぜて週2回与えるだけ。4ヵ月から1歳になるまでの使用を対象としており、1缶で4ヵ月分使えます。

ピーナッツやナッツ類はバナナとヨーグルトに混ぜてあげています。卵はお粥に混ぜてもよさそうです。

 

Bamba ピーナッツパフ

ピーナッツはBambaのピーナッツパフを与える方もいます。

7ヵ月以下の赤ちゃんには、1個のパフを小さじ4~6杯の水で柔らかくしてあげます。7ヵ月以上で離乳食が食べられる赤ちゃんにはそのまま1個を与えます。

 

乳製品

乳製品は9ヶ月からスタートするように言われました。

おすすめはフルファットでプレーンのヨーグルトで、甘さを足したい時は果物かメープルシロップやアガベも可とのことでした。私はバナナと混ぜてあげています。

低脂肪が推奨されないのは、満腹感やビタミンの吸収、脳の発達にヨーグルトに含まれる脂肪分が役立つためです。

その他、チーズも適量が推奨されています。牛乳は1歳になるまで、飲み物としては与えません。

 

小麦粉で鉄分接種

粉ミルクには十分含まれている鉄分ですが、離乳食が進むと気になるのが鉄分をどう接種させるか。

実はアメリカの小麦粉には100g あたり2.64mgの鉄が添加されています。これは、1940年代、アメリカ国民の鉄分不足を解消するために、当時の大統領ルーズベルトが鉄分などを添加することを義務付けたことに由来しています。

私はつかみ食べの練習も兼ねて、アメリカの小麦粉、卵、牛乳、きなこ、バナナを使って蒸しパンを作っています。メジャーなアレルギー食品対策にもなっています!

 

アメリカならではの食材?

アメリカでは日本では使われない様な食材が離乳食に使われます。

レンティル

レンティル豆は日本語でレンズ豆はアメリカで離乳食によく使われます。高タンパク質なだけでなく、食物繊維やビタミンBも含まれており、離乳食に6ヶ月頃から与えて良いようです。

ビーツ

生でも茹ででも割と手に入りやすいビーツは6ヵ月から与えてよいとされています。甘味があるので赤ちゃんも食べやすいようです。食物繊維や抗酸化物質、ビタミンやミネラルが含まれています。ビーツがもつ独特な赤みで赤ちゃんの便がピンクっぽくなるとか?

 

 

以上、アメリカの離乳食についてでした。